クソバイスをしてしまいたくなる時

えみママ ブログ
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2歳差で子供を産むのだけはおすすめしないと、こどもの年齢差の話になるとよく持論を語っていた。

 

私にはあきらかにキャパオーバーもいいところで、精神的にも肉体的にもつらすぎた時期だったからだ。

 

上の子のイヤイヤ期に新生児のお世話もしなければならなくて、頭が禿げるんじゃないだろうかと感じていた。

 

実際産後の抜け毛もヤバかった。

 

当時の記憶もとぼしくて、とにかくつらかったということしか覚えていない。

 

楽しかったことだってたくさんあったはずなのに。

 

他人への経験の押し付け。

同じ年齢差でもすごくラクだったという家庭だってあるにもかかわらず。

 

なぜ自分がつらかったからといって、他人も同じ経験をするだろうと思い込んで余計なアドバイスをしてしまったのだろうか?

 

自分の経験でしか物事をとらえられず、客観的に想像力を持って考えることができなかったからかなと。

 

大変だった過去の経験から「あなたには同じ目に逢ってほしくないから」というアドバイスではなくクソバイスをしてしまう自分。

 

相手にしてみたら「いや、それはあなたの場合はって話でしょ。私に押しつけないで」と思われる可能性の方が高いのに。



夜のノート

(だいたいこういう内容を思いつき時って夜ふとした時だったりする)

 

似たようなことを言われた過去。

 

20代の頃に「結婚なんかするもんじゃない」って話されることがよくあった。

 

そもそも当時の私は結婚願望がまったくなかったので聞き流していたけど。

 

でもうっかりしちゃったけど。

 

よく考えたらあれはその人から私へのアドバイスではなく、自分の大変だった経験を知ってもらいたかっただけなのだろうなと今なら思える。

 

「それは大変だったね」と言ってもらいたかったのだ、きっと。




そうか。

 

わたしも相手に知ってもらいたかったのだな、子育てめっちゃ大変だったって。

 

「頑張ったね」って言われたかったのだな、だれかに。

 

ノート時間

(気づけてよかった、ノート書いていてよかった)



考え方のアップデート。

この先も同じような話をしてくる人はたぶんいる。

 

自分に余裕があるときはゆっくり話を聞こうかなと思っている。

 

親や親戚とかが自分の時代は〜的な話をしてくるとき、ウザくて早く時間過ぎ去れ!としか思えなかったけど。

 

彼らも聞いてほしいのだ、大変だったと。

 

ねぎらいの言葉をかけることで、その人が大変だった過去から次へと軽やかに進んでいけますようにとこっそり祈っておこう。



そして私もきっとふとしたときに話したくなることがあると思う。

 

今までは知らずに言っていたけれど、知ったからには自分もアップデートしておきたい。

 

「アドバイスじゃなくて私の経験を話すね、みんなそれぞれとらえ方は違うと思うから」とはじめに付け加えておこうかな。

 

相手が聞くことに負担がなるべくかからないように。

 

ルピナス

(6月の札幌はルピナスがもりもり咲いている。私はこれなぜか立て藤っていってた)



ちなみに乳幼児期の2歳差子育ては大変だったけど、いまはかなりラクになった。

 

過去現在未来と時は変わっていくのだから、全てが一概にこれはこうだとか言えるようなものではないよなーと。

 

経験と年齢を経たからなのかわかることが増えたと感じている。

 

端的に言うと年を取ったってことだなぁ。